研究員が解説!アミノ酸系界面活性剤は本当に身体に優しい?

こんにちは。ゆうです。

先日、ラウレス硫酸系の界面活性剤についてお話しました。
これとよく比較されるのものにアミノ酸系の界面活性剤があります。
最近は、いろんなメーカーがアミノ酸系界面活性剤を使った製品を発売するようになってきました。
SNSなどでも「アミノ酸系なら安心!」みたいな投稿を見かけます。
果たしてこれは良い成分なのか?そもそもどういう成分なのかについて、お話していきたいと思います!

アミノ酸とは?

まずそもそもアミノ酸とは。
簡単に言うと、私たちの身体を作る元となるものです。
私たちの身体にはタンパク質が不可欠で、そのタンパク質を作っているのがアミノ酸です。
上のイメージ図で言うと、カラフルな丸1つ1つがアミノ酸です。
ヒトの身体のタンパク質を作っているアミノ酸は20種類あります。
髪の毛でいうと、システイン、グルタミン酸などが多く含まれています。
化学構造でいうと例えばシステインは↓こんな感じです。(イメージ)

アミノ酸系シャンプーとは

アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系の界面活性剤がメインで配合されているシャンプーのことです。
そのままです。笑
グルタミン酸系、アラニン系、アスパラギン酸系、グリシン系、タウリン系などいろいろとあります。

最近では多くのメーカーがアミノ酸系を訴求したシャンプーを発売するようになってきました。
よく使われているアミノ酸としては、アラニン系が多いかなという印象です。

髪に多く含まれるアミノ酸は、システインやグルタミン酸です。
そしてダメージを受けると特にグルタミン酸が流れ出ていきやすいと言われています。
そのため、グルタミン酸系のシャンプーが髪の補修には良いとされています。
なので研究者目線からすると、グルタミン酸系が配合されているとその製品への期待値が上がります
一言でアミノ酸系といっても様々なアミノ酸がありますのでどのアミノ酸が使われているかを見ないといけません。

“アミノ酸系”というキャッチーな言葉に惑わされないようにしないといけません。

アミノ酸系なら安心?

さて、アミノ酸系だったら、
・敏感肌でも使える
・アトピーでも使える
・赤ちゃんでも使える
よくそのような投稿を見かけますが、果たしてそうなのでしょうか?

もちろんそういう場合もあります。
ですがアミノ酸系がお肌、体質に合わない人もいます。
全員に当てはまるわけではありません
肌の状態や発達度合いは人それぞれですから。
製品を作るときにパッチテストなどの安全性試験はしっかりと行っていますが、100%全ての人に当てはまるわけではない、ということを知っておいてほしいなと思います。

他にも、一つの成分だけを見て、この製品は危険だ、安全だ、という投稿もよく見かけます。
それは正しい場合もあれば、そうじゃない場合もあります。
一つの成分だけで見るのではなく、処方全体で見ないといけません。
何かを混ぜることで、刺激が低くなったり、泡立ちがよくなったりもします。
アミノ酸系がOKな人もいるし、アミノ酸系を使うと頭皮がかゆくなってしまう人もいる。
“人それぞれ”ということです。

まとめ

こんな話をしてきましたが、アミノ酸系が危険、と言っているわけでは決してありません
一般的には安全な成分であることには間違いありません。
ただ、“アミノ酸系だから安全だ”というのは研究者目線からすると少しズレた考え方です。
お伝えしたかったのは、

・肌の状態、体質は人それぞれ。どんな成分にも合う合わないがある
・一つの成分だけでその製品の良し悪しを語ることはできない。処方全体を見るべし
・アミノ酸系といってもアミノ酸にもいくつか種類がある。グルタミン酸系がオススメ

ということです。
正しい情報のもと、正しい知識を持って、自分に合ったシャンプー・トリートメントを選んでもらえるよう、これからも情報発信を続けていきたいと思います♪

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